
難抜歯は主に親知らず
親知らずとは?
親知らずは、第三大臼歯または智歯とも呼ばれ、20歳前後に一番最後に萌出してくる歯です。萌出と書きましたが、実際には萌えるスペースがなく、大部分は顎骨の中に埋伏したり一部のみ萌出したりします。
、通常、親知らずの1本手前の第2大臼歯までで、親知らずは機能しない不要な歯となっています。機能しなくても静かにしていてくれればいいのですが、親知らずは存在するだけでトラブルを起こすことが多いため根本的な治療として抜歯が必要となります。ただ、まれに親知らずが健全に存在し、将来、歯の移植に使える場合もありますので、専門医に診断してもらうことが必要です。

親知らずはなぜ抜くのか
⚫︎ 智歯周囲炎
親知らずは口の中の一番奥の目に見えないような場所にあり、歯ブラシもとどきにくいことから細菌が住みつき、周囲の歯肉に炎症(智歯周囲炎)を起こすことが多いです。これは慢性炎症で、体調が悪くなると腫れたり痛んだりします。重症になると入院して点滴治療が必要になる場合もあります。
⚫︎ 虫歯
上記と同様に歯ブラシがとどきにくいことから虫歯菌により虫歯を発生します。虫歯になるのが親知らずだけならいいのですが、その1本前の第2大臼歯にも同時に虫歯を作ってしまうと、気がついた時には第2大臼歯が甚大な被害を受け抜歯が必要ということもあります。第2大臼歯は食べ物を咀嚼するのに非常に大切な歯ですから、親知らずからの悪影響を受けないようにしておくことが重要です。

⚫︎ 歯列不正
横向きに埋まった親知らずが前の歯を押すため、歯並びが悪くなることがあります。歯並びが悪くなりますと矯正治療が必要となりますので注意が必要です。
逆に一般の矯正治療を行っている患者さんにおいては、矯正専門医からきれいに並んだ歯列の崩壊をまねかないよう親知らずの抜歯が依頼されます。






